入試まで約1ヵ月。
合格する受験生は何をしているのでしょうか?
過去問を解きまくる、苦手分野をギリギリまで克服しようと頑張る、得意分野を限りなく満点に近づける...
いろいろ考えられますが、私なら、入試当日に使うモノを準備します。
文房具とか間食用のお菓子とかではありませんが、入試で必ず使うはずのモノを準備するために1か月を使います。
そして、私に限らずこれを準備して入試に臨み、合格を勝ち取って華やかな大学生活を送っている受験生を何人も知っています。
ヒントとしては、「文房具と受験票以外に、ほとんどの受験生が入試当日に持ち込んでいるモノ」です。
この記事では、これを明らかにしつつ、
・直前期の過ごし方に少し悩んでいる受験生
・受験本番に向けて追い込み・仕上げをしている受験生
に向けて、大学受験の直前期にすべき合格を掴み取る「最高の準備」について解説します!
1.直前期に準備すべきモノの正体とは?
大学受験の直前期に準備すべきもの、それはズバリ「一元化されたテキスト」です。
ほとんどの受験生は、入試当日、次の受験科目の直前に、持ち込んだテキストで最後の復習をしています。
そのとき、これまでで使ってきたテキストを見返すのですが、多くのテキストは加工されていないものが多い印象があります。
また、加工しているテキストでも、完全に一元化されていないテキストも多いように感じます。
なぜ、このように考えるのかというと、私の考える一元化が「得点に直結する情報が全て詰まった状態」だからです。
受験本番で点数を取るためには、確かにインプットした知識を確認したり、知識の穴を埋めたりすることも必要です。
しかし、それ以上に必要なことは、インプットした知識を正確に解答としてアウトプットすることです。
そして、アウトプットの方法、すなわち解き方の確認は、知識の確認よりも短時間で行うことができます。
つまり、得点に直結するテキストというのは、単に知識を確認するだけのものではなく、そのテキストで解き方までもチェックできるテキストだといえます。
このようなテキストを作成することが一元化されたテキストを作るうえで最も重視するべきであり、
それが軽視されているテキストは、どんなに網羅性があっても、必ずしも得点に直結するテキストとはいえないでしょう。
2.本当に役立つ一元化テキストの作り方。
では、アウトプットまで一元化されたテキストをどのように作ることが出来るでしょうか?
一番簡単な方法は、過去問のノートを使うことです。
過去問を解いたノートは、自分が間違えた問題を直接的に見ることができ、過去問で間違えた問題は受験本番でもほぼ間違えます。
そこで、過去問を解いたノートで間違えた問題に、
・正解するために必要な知識(文法や単語・公式など)
・解法の重要な部分(どこに目をつけるか・どのようプロセスで判断するかなど)
といった内容を書き込んでみましょう。
私は、実際に過去問のノートにこれらを書き込んでおいたり、添削を受けた内容をそのまま残しておいたりして、
ミスしやすい部分や気を付けるべきポイントを直前に見返せるテキストを仕上げていました。
それらを直前に見返せば、自分の間違えやすい問題が出たときに、落ち着いて正確に判断できるはずです。
もし、出なかったとしても、類似する問題などにも応用できるので、解き方を確認しなかったために迷ったり、初見問題だと焦ったりすることもなくなるでしょう。
なお、個人的には、日本史や世界史などの一問一答や教科書をテキストの下地にするのは、あまりオススメしません。
確かに、試験直前に、一通り見返して万全の体制で臨みたい気持ちは十分理解できますし、一問一答や教科書は最適なテキストといえるでしょう。
しかし、一通りじっくり見直す時間はなく、ミスしやすい部分だけを重点的に見直した方がより得点に直結するはずです。
それに、そもそもこのテキストを作る目的が、インプット+アウトプットを一目で確認出来ることなので、
ノートより小さいサイズの紙いっぱいに情報が書かれているものを下地にすると、ほとんどアウトプット情報が書き込めず、
書き込めたとしても、とても見づらくなると思うので、テキストの目的が達成出来なくなります。
私も、日本史と世界史は志望校の問題形式の関係で記述の添削を受けていたので、過去問のノートに知識や解法を記入していました。
また、センター試験(現在の共通テスト)などでは、講義ノートに注意するポイントを書き込んで、苦手分野だけを直前に見返しました。
3.最高の準備が、最高の結果につながる。
この記事では、直前期にすべき準備について一元化テキストを作ることを解説してきました。
一元化テキストを作るときのポイントは、インプット+アウトプットを一目で確認できるテキストを作ることです。
様々な世界で結果を残すプロたちは、直前の準備を非常に大切にしています。
それは、受験でも同じであり、志望校合格を掴む受験生は受験直前の準備に余念がありません。
もし、あなたが志望校に合格したいなら、この記事を何度も読み返して直前期を準備に費やしましょう。
最高の準備をした者に最高の結果が訪れる。
この記事を読んでいるあなたにも最高の結果が訪れますように。