今回は、この疑問を解消していこうと思います。
まず、「検索エンジン=Google」だと思ってもらって大丈夫です。
日本で有名な「Yahoo!」も、Googleの仕組みを採用しています。
なので、Googleを攻略できれば、検索エンジンを攻略したと言っても過言ではありません。
検索エンジンの仕組みを理解して、上位表示されるコンテンツを作っていきましょう。
本記事の内容
Googleの理念
検索エンジンの仕組み
上位を取る方法
Contents
検索エンジンの仕組み=Googleの理念
検索エンジンの中でも、圧倒的なシェアを誇っている「Google」。
Googleで上位表示される仕組みは、Googleの理念を知ることで理解しやすくなります。
詳しくみていきましょう。
検索エンジンユーザーのニーズを重視している
Googleが追求している、理想の検索エンジンがこちら。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
このように、Googleはユーザー、つまり訪問者を満足させることのできるサイトを上位表示する仕組みの検索エンジンを開発しています。
また、Googleが掲げている10の事実では、このようにも言っています。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
なぜ、ユーザーが大事なのか?
それは、Googleも企業だからです。
企業はお金を儲けることができないと、潰れてしまいます。
なので、お金を儲けるためには、相手が欲しいことをする必要があります。
検索エンジンでいうと、ユーザーが悩みを解決できるとGoogleとしては儲かるのです。
質の高いコンテンツが評価される
質の高いコンテンツとは、「ユーザーの悩みを解決する」コンテンツです。
良質なコンテンツが上位表示される理由は、
ユーザーが満足する(理想の検索エンジンに近づく)
質の低い記事が上位に表示された黒歴史がある
この2つの点が、理想の検索エンジンを作るための基準となっています。
ユーザーが満足する点については、先ほど述べた通りです。
質の低いコンテンツが評価されていた黒歴史は、2000年代前半の検索エンジンです。
どのサイトを上位に表示するのかは、GoogleのAIが決めています。
初期の頃は、AIがまだまだ不完全でした。
なので、大量にキーワードを入れることで、上位表示させることができました。
でも、同じワードが異常に出てくる記事なんて読みにくいですよね。
これでは、読者のニーズを満たすことはできません。
黒歴史を踏まえて、ニーズを満たすコンテンツが評価される検索エンジンの仕組みができました。
検索エンジンの仕組みとは?順位が決まる3ステップ
作成されたコンテンツが、検索順位で上位表示されるまでには、
検索順位が決まる3ステップ
- クローリング
- インデックス
- ランキング
という、3ステップが存在します。
初めて聞く言葉もあるかもしれませんが、初心者でも分かりやすいように解説していきます。
検索エンジンの仕組み①:クローリング
crawl(クロール)とは、這い回るという意味です。
ただし、検索エンジンにおける「クロール」とは、インターネット上にある情報を集めてくるという意味です。
イメージしてもらいたいのは、書類が床に散らばっている部屋です。
失くしたらまずい重要書類なのか、捨ててもいい書類なのかは1枚ずつ確かめないとわかりませんよね。
これを検索エンジンにすると、
書類=サイト、コンテンツ
部屋=インターネット
書類を選ぶ人=クローラー
です。
ネット上には、1300億を超えるサイトがあるそうです。
つまり1300億の書類(コンテンツ)が、部屋(ネット上)にばら撒かれているわけです。
そのコンテンツが重要なのか、検索上位に表示するべき情報を見つけていくのが、クローラーです。
そして、何回もクローラーに訪問してもらったほうが、上位表示されやすくなります。
理由は、何度も読み直してくれると、正確に内容を理解してくれるからです。
一度読んだだけでは、本当にいいコンテンツなのかはわかりませんよね。
教科書を理解するために、何度も読み返すのと同じです。
ただし、クローラーも1300億以上のサイトを毎日訪問するのは難しいです。
なので、クローラーに見つけてもらいやすくするための施策を、「SEO対策」なんて呼んだりします。
検索エンジンの仕組み②:インデックス
クロールされた後は、インデックスと呼ばれる作業が行われます。
index(インデックス)とは、索引という意味です。
先程のクロールで、大事そうな書類を見つけました。
普通は、失くさないように、ファイルなどにまとめますよね。
まとめた上で、「この資料は35ページにある」みたいに索引をつけておくこともあります。
これが、インデックスです。
ただサイトから情報を集めてきても、忘れてしまうので、Googleのデータベースにまとめて保存しておきます。
そして、インデックスされて、まとめられたファイルを元にランキングを作っていくのです。
検索エンジンの仕組み③:ランキング
最後の検索エンジンの仕組みは、ランキングです。
これは名前の通り、重要な順位をつけていきます。
重要なコンテンツは、たくさん読んでもらいたいので、目立つようにしますよね。
本・書類などだったら、付箋やマーカーを引きます。
そして、どんな要素が含まれているコンテンツが良質なのかを判断する基準があります。
この基準のことを、アルゴリズムと呼びます。
アルゴリズムで決められている基準をクリアすると、検索上位に表示されやすくなるのです。
ただし、この基準はGoogleから公開されていません。
正確にいうと、公開されてはいるんですが、抽象的なことしか書いてないので、具体的なことは分かりません。
また、アルゴリズムは定期的にアップデートされます。
なので、基準は変わってしまうのです。
じゃあ、対策のしようがないじゃないか、、、
と思うかもしれませんが、もう一度思い出して欲しいのが、Googleが定義する理想の検索エンジンです。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
悩みを解決できるコンテンツを作ることこそが、最も基礎でありながら、最も効果的なSEO対策になります。
検索エンジンの仕組みから導かれるSEO対策3つ
検索エンジンの仕組みで重要な、
クロール
インデックス
ランキング
が理解できたところで、具体的にできる対策を3つ解説します。
クロール対策
検索エンジンの仕組み上、クロールをしてもらう回数が多いほど、検索上位になる可能性が高いです。
そのためには、内部リンク(関連記事)などを、適切につける必要があります。
また、他のサイトで自分のページが紹介される(被リンク)も、クロール回数が増えるきっかけになります。
インデックス対策
Googleの検索エンジンが、正確に内容を読み取ってくれるように、Webライティングスキルを身につける必要があります。
分かりやすく書くのが、Webライティングではありません。
適切な見出しをつけたり、キーワード選定など、初歩的なことから対策をしていくことで、検索エンジンで上位に入りやすくなります。
コンテンツの質を上げる
最も重要なのが、良質なコンテンツの作成です。
大切なので何度も繰り返しますが、Googleの理想とする検索エンジンの仕組みは、ユーザーニーズを満たすことです。
ユーザーニーズを満たすことができるコンテンツを作れば、自然と上位に上がるようになります。
また、被リンクなどの要素も、誰かが引用したくなるほど良質なコンテンツを作れば自然と達成できます。
なので、基礎であるコンテンツの質を上げることで、検索エンジンの仕組みにマッチした対策をすることができます。
検索エンジンの仕組みを理解すればSEOは自然と上がる
検索エンジンの仕組みを理解するために、重要なのは、
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
というポイントです。
そして、検索エンジンがサイトを評価する仕組みは、
クロール
インデックス
ランキング
の3ステップで決められています。
まずは、良質なコンテンツを作ることを目標にして、コンテンツの数が増えてきたらクロールやインデックスの対策をしていきましょう。