今回はこんな疑問に答えていこうと思います。
結論から言うと、PREP法は、誰でもカンタンに論理的な文章を書くことができる文章の型のことです。
PREP法
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
この4つの順番で書くことを、PREP法とカッコつけて読んでいるだけです。
スキルというよりも、知識の部類なので、特別なスキルがなくても意識するだけで使えるようになります。
かんたんに使える割には、プレゼンやブログでは効果絶大というメリットがたくさんある文章術です。
具体例をもとに解説するので、ぜひマスターしてみてください。
ポイント
- PREP法とは
- PREP法のメリット
- PREP法を使った文章の具体例
- マスターする方法
Contents
PREP(プレップ)法とは?
PREP(プレップ)法とは、論理的で伝わりやすい文章の型です。
4項目のイニシャルを取って「PREP」となります。
PREP法
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
カッコつけてPREP法と言われますが、特別なスキルが必要な訳ではありません。
意識さえすれば、今すぐにでも使えます。
しかし、案外PREP法を使っている人は、案外少ないのです。
文章力やプレゼン力が必要なはずのビジネスマン・ブロガーなどでも意識している人は少数派です。
「この人何言ってんだろ?」って思うこと結構ありますよね。
その人は、大体思ったことをそのまま発したり、文章にしたりしてしまいがち。
逆に、PREP法を使うことで、分かりやすい文章を書くことができます。
「分かりやすく伝える」という普通なことができると、ワンランク上のビジネスマン・ブロガーに早変わりです。
PREP法を使うメリットは?
PREP法を使うメリットは、以下の5点です。
PREP法のメリット
- 論理的で説得力がある
- 意図を伝えやすい
- 結論が先に来るので分かりやすい
- カラーバス効果を使える
- ライティング速度が上がる
それぞれを詳しく解説していきます。
メリット①:論理的で説得力がある
最大のメリットは、論理的であることです。
論理的であるということは、前後の繋がりが分かりやすいということ。
相手からすれば、何もしなくても自然と文章が頭の中にスッと入ってくるのです。
PREP法の場合、「結論」→「理由」と続きます。
なので、結論を聞いた後に、なぜそう考えるのかという意見付け加えられるので、説得力が増します。
逆に、分かりにくい文章というのは、前後のつながりがわかりにくいことが多いです。
Aについて話していたのに、いつの間にかBの話がはじまってしまい、繋がりがわからなくなるのです。
メリット②:結論が先に来るので分かりやすい
PREP法のメリットその2は、分かりやすいことです。
結論を先に言っているので、次にくる内容に対する準備をすることができます。
結果的に、続く「理由」と「具体例」を理解してもらいやすくなります。
仕事ができるビジネスマンに共通している口癖があります。
それは、「結論から言うと」というフレーズです。
彼らがこのフレーズを使う理由は、人間の集中力がそんなに続かないと言うことを知っているからです。
これは、人間が記憶できることは5〜7個である、ワーキングメモリが関係しています。
つまり、相手の話を聞いても、どんどん前半のことを忘れてしまうのです。
その結果、聞いている文章を理解するのが難しくなります。
相手は、「結局、言いたいことは何?」と、はてなマークを浮かべてしまいます。
メリット③:カラーバス効果を使える
PREP法を使うと、カラーバス効果を有効に使うことができます。
カラーバス効果というには、占いでラッキーカラーが「青」と知ると、無意識に青いものを発見してしまうという脳の働きです。
つまり、印象付けたことは、相手が無意識のうちに探してくれるということです。
これは、プレゼンやブログ記事などでかなり有効です。
プレゼンの場合でも、ブログ記事の場合でも、一番伝えたいことは結論ですよね。
もちろん、聞き手・読み手としても、結論が一番知りたいポイントです。
結論を強調して伝えておくと、聞き手は無意識のうちに、その内容に関わることを探そうとしてくれます。
変なテクニックを使わずとも、あなたのプレゼン・文章に集中させることができるのです。
メリット④:ライティング速度が上がる
PREP法は、書く順番が明確に決まっています。
順番通りに、伝えたい内容を並べ替えるだけなので、ライティングをする速度が上がります。
「次に何を書こうかなー」と考える時間がなくなるので、圧倒的にライティングが短時間で済むからです。
ライティングだけでなく、喋るときにも使えます。
とっさに何かを伝えたいときは、文章がぐちゃぐちゃになってしまいがちです。
しかし、PREPの順番で話すことを意識すれば、瞬時に分かりやすい説明をすることができます。
記事を書くのに時間がかかりすぎなのが悩み、という方はPREP法を使えばムダが減るのでライティングが速くなります。
メリット⑤:他の文章術と組み合わせやすい
PREP法は、文章術と組み合わせやすいです。
コピーライティングの型には、
- PASONAの法則
- 新・PASONAの法則
- AIDMAの法則
- QUESTの法則
など、魅力的な文章を書くための型が、数多く開発されています。
普通は、「PASONAの法則」+「QUESTの法則」をコンビにして文章を書くことはできません。
ただし、
「PASONAの法則」+「PREP法」
「QUESTの法則」+「PREP法」
という風に組み合わせることで、それぞれのメリットをフル活用することができます。
例えば、PASONAの場合は、最初に「Problem(問題)」を書きます。
「問題」の要素を、PREPの順番で書いてあげることで、論理的で分かりやすい文章になります。
もちろん、PASONAの法則が持つ、読者が無意識に読んでしまうパワーを持ったままです。
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PREP法が使える場面・具体例
PREP法が活躍してくれる場面は、以下のシーンです。
- 面接・就活
- プレゼン
- ブログ記事
面接・就活
就活・転職など、面接をする際には、PREP法を使うのが効果的です。
あなたが伝えたいことを、面接官に分かりやすく、確実に伝えることができるからです。
また、面接官としても、分かりやすく伝えてくれる相手に対しては、能力が高そうなので好印象を持ちます。
就活をしている大学生なら、エントリーシートにもPREP法を使うのは効果的です。
面接官は、膨大な数のESを見なければいけません。
その中で、論理的で分かりやすい文章以外は、あまり読む気になれません。
あなたの経験をより魅力的かつ、正確に伝えることにつながるので、ぜひ使ってみてください。
プレゼン
PREP法は、プレゼンなどのビジネスシーンで大活躍してくれます。
プレゼンは、資料の見やすさもポイントですが、なんと言っても文章力が問われます。
そんなときには、原稿をPREP法で作っていくのがオススメです。
分かりやすくて論理的な文章は、聞き手にとって心地いいので、理解しやく感じてくれます。
ブログ記事
ブログの文章を作成するときにも、PREP法はかなり有効です。
僕自身、ブログを作成する際には、基本的にPREP法を使うようにしています。
例えば、「新・PASONAの法則」とは?日本一のマーケターが発案した文章術という記事の一例で解説をします。
PASONA(パソナ)の法則は、以下のような構成で書くコピーライティングの定石とも言える型です。
PASONAの法則
P:Problem(問題)
A:Agitation(煽り)
SO:Solution(解決策)
N:Narrow down(絞り込む)
A:Action(行動)
これらの頭文字を取った、セールスコピーライティング定番の流れです。
コピーライターなら誰でも知っている定石なのですが、作ったのは日本一のトップマーケターの神田昌典さんです。
PASONAの法則が有名なのは、セールスライティングにおいて絶大な効果があるからです。
PASONAの法則を使って文章を書くと、億越えプロモーションになることも少なくありません。
中には100億越えのサービスを記録したこともあるとか。
僕自身、PASONAの法則を使って、2億円いかないくらいのセールスレター作成に携わった事があります。
文章を書く人なら絶対に知っておきたい、無意識のうちに購入ボタンを押させてしまう禁断のテクニックです。
こちらの文章も、PREP法で書かれています。
【Point:要点】
PASONA(パソナ)の法則は、以下のような構成で書くコピーライティングの定石とも言える型です。
PASONAの法則
P:Problem(問題)
A:Agitation(煽り)
SO:Solution(解決策)
N:Narrow down(絞り込む)
A:Action(行動)
これらの頭文字を取った、セールスコピーライティング定番の流れです。
【Reason:理由】
コピーライターなら誰でも知っている定石なのですが、作ったのは日本一のトップマーケターの神田昌典さんです。
PASONAの法則が有名なのは、セールスライティングにおいて絶大な効果があるからです。
【Example:具体例】
PASONAの法則を使って文章を書くと、億越えプロモーションになることも少なくありません。
中には100億越えのサービスを記録したこともあるとか。
僕自身、PASONAの法則を使って、2億円いかないくらいのセールスレター作成に携わった事があります。
【Point:要点】
文章を書く人なら絶対に知っておきたい、無意識のうちに購入ボタンを押させてしまう禁断のテクニックです。
こんな感じの構成になっています。
その時々によっては、理由をたくさん書いたり、具体例をがっつり書いたりすることもあります。
少し難しめの内容の場合には、具体例をたくさん書いて分かりやすくしています。
PREP法をマスターする方法
PREP法は難しいテクニックではないので、意識をして繰り返せば自然と身に付きます。
クセをつけるためには、以下の方法がオススメです。
- 記事をPREP法でひたすら書く
- 話すときにPREP法で話すクセをつける
- 書籍でマスターする
記事をPREP法でひたすら書く
ブログをやっている方は、PREP法で文章を書くクセをつけましょう。
また、すでに書いた記事をPREP法でリライトするというのも効果的です。
クセをつけられるだけでなく、文章のクオリティが数倍上がります。
結果、滞在時間がアップしたり、アフィリエイトリンクを踏んでくれたりと、メリットが盛りだくさんです。
簡潔で分かりやすい文章はSEO対策にもなります。
話すときにPREP法で話すクセをつける
普段の生活から、特に仕事中にはPREP法で話をするようにしましょう。
ビジネスシーンでは、特にPREP法で話せる人材は重宝されます。
なぜなら、話がわかりやすいため、短時間のコミュニケーションで済むからです。
上司に報告をする際、たらたら長ったらしく話してしまうと、上司が他のタスクに取り組むための貴重な時間を奪ってしまいがちです。
なので、常にPREP法で簡潔に答えられるようにトレーニングを積むべきです。
できるビジネスマンの印象を与えることにもつながります。
書籍でマスターする
PREP法は書籍でマスターすることもできます。
しかし、個人的には、PREP法はわざわざ本で学ぶ必要はないと思います。
理由は、そんなに難しいテクニックではないからです。
もちろん、細部までこだわれば、いろんなことを意識する必要があります。
そうは言っても、まずは基礎を身につけるのが最初です。
なので、個人的には、ブログや日常会話の中で何度も繰り返すのがオススメです。
ブログをやっているなら、記事を書く。
それ以外なら、仕事・日常生活でPREP法で話すクセをつける。
これだけで十分です。
すでに、普段から意識していて、もっと踏み込んだ内容を知りたい方や、体系的にPREP法を学びたい方は、こちらの2冊がオススメです。
【ブロガー向け】PREP法サイクルで3,000字は余裕
ブログを書いている方の中には、文字数をたくさん書けなくて悩んでいる方がいるかもしれません。
そんな方は、「PREP法サイクル」がオススメです。
やり方はシンプルで、PREP法を何度も繰り返していくだけ。
具体的には、こんな感じです。
PREP法サイクルの例
書き出し・リード文
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
大見出し1
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
小見出し1
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
まとめ
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
というような感じで、一つの見出しに対して、PREP法を当てはめていくのです。
僕自身、この方法で記事を書くことが多いです。
大体、PREPの4要素をライティングするには、300字程度が必要になります。
なので、300字を10回繰り返せば、それだけで3,000文字のブログ記事が完成します。
「リード文」と「まとめ」を除けば、8つの見出しを用意すればいいだけです。
「大見出し1つ」+「小見出し3つ」のセットを2つ作るのは、それほど難しくありません。
また、ライティング速度で悩んでいる方も、「PREPサイクル」はオススメです。
書く順番が全て決まっているので、ライティング時間を大幅に短縮することができます。
PREP法|まとめ
PREP法は、ワンランク上のビジネスマンやブロガーが使っている、論理的な文章術です。
PREP法
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
ただし、スキルというよりは、知識の部類です。
知っていれば、意識をするだけで、劇的に文章のクオリティがアップします。
また、就活・転職の面談をするときや、ビジネスシーンでも活躍をしてくれうテクニックです。
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