模試がきちんとできているか、下の3つのチェックリストに答えてみてください。
・模試を受けたらすぐに復習している
・受けてから1週間以内に復習している
・1ヶ月後に模試を復習している
どうでしょうか?
超一流の大学に通う人の多くは、この3つを全て行なっています。
浪人時代にこの復習方法をしてから、偏差値が爆上がりしました。
現役時代に、この模試復習をしていたら良かったのに、、、
と本当に思います。
それでは、早大生の僕が実際にやっていた復習方法についてご紹介します。
Contents
模試の目的は「復習」が9割
そもそも、模試は「復習」のために受けている
と言っても過言ではありません。
もちろん、
・自分の実力を知る
・少しでも本番の雰囲気になれる
などの目的もあります。
「あと3分あったら解けたのに、、!」
「なんでこんなとこでケアレスミスしたんだ、、、」
といった、模試ならではの失敗があるでしょう。
しかし、それは単純に自分の実力が足りなかったから。
間違ってしまったことをインプットし直すのが、目的です。
判定なんて気にせず、復習できる人が志望校に合格します。
【裏話】模試はカリスマ予備校講師が作った良問ばかり
少し余談ですが、模試は良問ばかりです。
これは、予備校に通っていた時に教えてもらったのですが、
「模試はカリスマ予備校講師が数ヶ月かけて作る」
ということです。
毎年、大量の受験生を志望校合格させている講師たちが、厳選した問題なのです。
でも、「市販の問題集でもいいのでは?」
と思うかもしれませんが、模試の方が時代にあった問題になっています。
予備校講師たちは、前年度に出題された問題を細かく分析しています。
しかも、有名大学の問題はほとんど自分で解いていると言っていました。
なので、最近のトレンドがわかっています。
受験もどんどん進化しているので、頻出の分野が変わったりすることがよくあります。
あまり知られていないのですが、実は模試って、
「カリスマ講師が考えた最良の予想問題」
になっていることが多いのです。
なので、受験生は特に今年受けた模試を復習することが、ベストな結果を残すための近道になるのです。
ベストな模試の復習タイミングは?
最初のチェックリストにもしましたが、模試の復習をするタイミングは3回です。
1:受けた直後
2:受けてから1週間月以内
3:受けてから1ヶ月以内
で復習をするのがベストです。
これは、エビングハウスの忘却曲線に基づいています。
引用:https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/
学校とかでもよく先生が、
「1週間以内に復習すると定着しやすいよ!」
とか言ったりしますよね。
当時、「何を根拠に言ってるんだろ?」と思ってたんですが、ちゃんとした研究があります。
ドイツの心理学者のエビングハウスさんが、忘れるタイミングについて研究をしたところグラフみたいになったんです。
逆に、ベストな復習タイミングも分かっていて、
・直後
・1週間
・1ヶ月後
に復習をすると、ほとんど忘れなくなるということが分かったのです。
なので、カリスマ講師のトレンドにあった良問ばかりの模試を3回復習するのは、科学的にも効果的なのです。
もちろん、これで僕も偏差値が上がりました。
【直後】模試の復習方法:3ステップ
それでは、模試の復習方法について具体的に解説していきます!
もし、復習をきちんとできいなかったとしても、今からでも間に合うのでやってみてください。
ステップ1:問題用紙のコピー&自己採点
まずは自己採点をしたくなると思いますが、問題のコピーをとっておきましょう。
これは、1週間後に解くために必要だからです。
できたら3部コピーしておくといいです(学校とかでコピーさせてもらえるなら絶対!)
①復習で書き込む用
②1週間後に解き直す用
③1ヶ月後に解き直す用
そしたら、自己採点に入っていきます。
自己採点の時に楽になるので、できる限り答えを問題用紙にも書くようにしましょう。
ただ、記述問題を問題用紙に写すのは時間かかりすぎるので、できる範囲で大丈夫です!
自己採点をしたら次のステップ。
ステップ2:解説を読んで「理解」する
コピーした問題用紙と、解説書を並べて解説を読み込みます。
この時に、「読む」のではなく、「理解」するようにしましょう。
これは現役時代の僕の失敗でもあるんですが、ただ文字を読むだけで終わっていました。
そうではなくて、書いてある解説を「理解」するつもりで読んでください。
意識を変えるだけで、頭にインプットされる質・量が半端なく変わります。
解説に書いてあることで特に、大事だなと思ったことにはラインを引いていきます。
現代文、英語なら、文章の構成がどうなっているのかというのを、問題文と照らし合わせながらやるとかなり効果的です。
科目別の復習方法は、また今度別の記事で紹介します。
また、問題を作っているのがカリスマ講師だという話をしました。
もちろん、解説を書いているのもカリスマ講師です。
予備校に通って、場合によっては人気すぎて授業を受けられない人もいます。
そんな人が書いている、解説を読み込まないなんて、数万円をドブに捨てているようなものです。
ステップ3:教科書、参考書でインプット
直後の模試復習で大切にしていたのが、教科書や参考書でさらにインプットすることです。
この時には、自分の持っている参考書を総動員します。
僕は、解説をよんで少しでも納得いかないことは、わかるまで調べました。
そして、解説書かコピーした問題用紙に書き込みまくります。
こうすることで、でた問題だけでなく、その問題と関連のある知識まで覚えることができます。
受験は、いかに効率よく覚えるかの勝負なので、できる工夫はやってしまいましょう。
そして、ステップ3が終わった頃には、コピーした問題と解説を見れば、自分の欲しい情報が全て載っているオリジナルの解説書ができます。
次に復習した時には、もう新しく調べる必要がないので、効率を爆上げすることができます。
【1週間以内】模試の復習方法:3ステップ
さて、次は1週間後に行う、模試の復習です。
エビングハウスの研究的にも、最適なタイミングの復習です。
ステップ1:5分短縮でもう一度解く
コピーした問題を用意します。それと、なんでもいいので回答用紙も。
制限時間を、5分減らした状態でもう一度解き直します。
復習したタイミングで、もうすでに理解した問題なので、初見の問題よりはスムーズに解けるはずです。
なので、制限時間を5分減らします。
こうすることで、解くスピードを上げないといけないので、もしと同じくらいの緊張感を持って問題を解くことができます。
普通に時間がかかるので、土日とかに行うことをお勧めします。
ステップ2:自己採点&解説を読み込む
自己採点をします。
これは、模試直後にやったものと同じです。
自己採点が終わったら、作っておいたオリジナルの解説書を読み込みます。
模試直後の復習で、きちんと解説書を作っておかないと、参考書とかでまた調べて、書き写してという作業が必要なので2倍の時間を取られてしまいます。
ステップ3:間違った原因の分析
さて、2回解いたのに、間違ってしまった問題もあるでしょう。
そこは、あなたの苦手な範囲です。
模試本番なら、「ケアレスミス」で済むかもしれませんが、2回やったのに間違っているなら、それは単純に実力がないということです。
なぜ間違ってしまったのか、しっかりと分析をしましょう。
・途中計算を書かなかったから計算ミスをした
・英語の構文を見抜けなかった(文法が実力不足)
・評論文で時間がかかりすぎている
など、いろんな弱点が出てくると思います。
そして、「どうすれば弱点を克服できるか?」という、これからの具体的なプランを考えます。
良くなかった点だけ考えても、次につながりません。
次の模試で、受験本番でベストな結果を残すために、必要な勉強を考えます。
例えば、「評論文で時間がかかりすぎた」という弱点なら、
現代文の失敗
原因:「評論文で時間がかかりすぎた」
→「文章の理解に時間がかかったのか」or「記述問題に時間をかけすぎたのか?」
「文章の理解に時間がかかった」のが原因。
「じゃあ、どうすれば速く読めるのか?」
→文章の構造を理解すればいい
「文章の構造を理解するためには何をすればいいのか?」
→現代文の問題を週に1問解く。そして、要約をする(ちなみに、現代文の力をつけたいなら要約がコスパ最強です。)
という感じに、具体的に、どんなペースでやればいいのかを決めます。
これを全教科やって、模試の復習は終了です。
【1ヶ月以内】模試の復習方法
模試から1ヶ月後の復習は、ほとんど1週間後の復習と変わりません。
ここは、正直好みです。
なので、正規の制限時間でやってもいいです。
迷ったら、僕が実際にやっていた10分短縮がお勧めです。
まとめ
今回は、早大生の僕がやっていた模試の復習方法について解説しました。
僕自身、これをやっていて偏差値が確実に上がりましたし、勉強効率も良くなりました。
もうすぐ受験に臨む受験生も、これから勉強をしていく1年生・2年生にもぜひやってほしい復習です。
もっとここが知りたいとか、詳しく知りたいという点があったら、Twitterもやっているので、DMか質問箱に連絡をくれると嬉しいです。
これから、受験に役立つ情報を発信していくので、これからの勉強に生かしてみてください。