今回はこんな疑問を解決していきます。
結論、ディスクリプション(meta description)を設定しても、SEOには直接関係ありません。
ちなみに、ディスクリプションというのは、記事の要約のことで、検索した時に出てくる、このような説明文です。
参考:Google
と思うかもしれませんが、適切なディスクリプションはクリック率を高めてくれます。
「読んでみたいかも!」と思わせる文章を書いておくだけで、PV数アップができるなら得しかないですよね。
クリック率を上げる最適なディスクリプションについて、解説をしていきます。
ポイント
メタディスクリプションとは
最適な文字数
クリック率を上げる書き方
ディスクリプションの設定方法
Contents
そもそもメタディスクリプション(meta description)とは
メタディスクリプション(meta description)の役割は、大きく分けると2つです。
- GoogleのAIに概要を伝える
- 検索結果でページの内容を伝える
ディスクリプションを設定すると、GoogleのAIが参考にして、ページの内容を理解します。
検索エンジンに内容をきちんと理解してもらえると、検索順位が上がりやすいのです。
また、ディスクリプションは、検索結果で表示されます。
参考:Google
ページの要約になっているので、うまく書けているとクリック率がアップします。
ディスクリプションはSEOに影響しない
ディスクリプションは、基本的にSEOには影響しません。
正確にいうと、昔はディスクリプションはSEOに効果的だったのですが、今は関係なくなりました。
しかし、現在では重要ではなくなりました。
理由は、GoogleのAIがどんどん改良されているからです。
昔はディスクリプションから内容を読み取っていたので、SEOに影響する可能性ありました。
しかし、今のGoogleロボットは、ページ全体を理解する事ができるようになっています。
なので、ディスクリプションを設定してもSEOには、直接効果はありません。
と思うかもしれませんが、そうではありません。
確かにSEOには関係しませんが、ユーザーの満足度を高めることはできるのです。
ディスクリプションを書くメリット
ディスクリプションを書くメリットは、CTR(クリック率)のアップです。
SEOには直接関係しませんが、クリック率が上がればPV数は増えます。
PV数を増やす事ができれば、商品を売ったり、アフィリエイトの報酬が増えたりと、いろんなメリットにつながります。
CTR(クリック率)アップ
検索順位ごとのクリック率はこんな感じです。
Googleから正式に出ているデータではありませんが、かなり信憑性のあるデータです。
他にもクリック率のデータを出しているところとは、数値が違いますが共通している点が1つあります。
それは、検索順位が1位のページは、10位のページに比べて、10倍以上クリックされるという事です。
なので、検索ボリュームが1000のキーワードの場合、こうなります。
- 1位:約3,100回
- 10位:約310回
10位の記事でディスクリプションを設定しないと、310回が限界です。
しかし、なんとかSEO対策で上位表示をしつつ、ディスクリプションを改善すればクリック数を増やせるのです。
タイトルよりも、ディスクリプションを見ている時間の方が長いというデータもあります。
つまり、クリックするか決めているのは、ディスクリプションが大きな要因になっているということなのです。
最適なディスクリプションの文字数とは?
という悩みに対する答えは、120文字です。
ただし、120文字の中でも意識するべきは、最初の50文字です。
理由は、パソコンとスマホでは、ディスクリプションの文字数が違うからです。
パソコン版のディスクリプションは120文字
パソコン版では、ディスクリプションは100〜120文字程度表示されます。
参考:Google
パソコンでは、ディスクリプションはこんな感じで表示されます。
ちなみに、120文字を超えると、一部が省略されます。
こんな感じで、「…」となります。
設定しないと、ディスクリプションは自動で生成されますが、クリックしたくなるような、魅力的な文章にはなりません。
スマホ版は50文字
スマホ版のディスクリプションでは、パソコンよりも表示される文章が短いです。
機種によりますが、50〜70文字くらいです。
スマホ版は文字が小さいですが、やはりクリックするかどうかのポイントとなります。
120文字以内で、前半にメインを持ってくる
パソコンとスマホで表示が違うということを考慮すると、最適なディスクリプションの文字数は、こちらです。
- 120文字以内
- 70文字までにメインの内容
パソコンの表示できる最大である、120文字で作成します。
しかし、スマホ版では70文字くらいしか表示されないので、メインの内容は前半部分に集中させるようにしましょう。
クリックしたくなるディスクリプションの書き方
文字数以外に、ディスクリプションで意識するべきポイントを紹介します。
Googleが推奨しているディスクリプションは以下のようなものです。
ページの内容を正確に要約する
description メタタグが検索結果のスニペットとして表示された場合に、ユーザーに情報を提供し興味を引くような説明を記述します。description メタタグのテキストには文字数の上限や下限はありませんが、検索結果で説明が完全に表示される程度の長さにすることをおすすめします(検索の方法や検索エンジンによってユーザーに表示されるスニペットのサイズは異なります)。そのページがユーザーにとって有益で関連性が高いかどうかを判断できるような情報を含めることもおすすめします。
ページごとに固有の説明を使用する
ページごとに異なる description メタタグを使用することは、ユーザーにとっても Google にとっても有益です。特に、同じドメインの複数のページがユーザーに表示される可能性がある検索(たとえば site: 演算子を使った検索など)で効果的です。サイトに数千から数百万のページがある場合、description メタタグを手作業で作成するのは現実的に不可能です。その場合は、各ページのコンテンツに基づいて description メタタグを自動的に生成することができます。
なんとなく難しいことが書いてありますが、これを元にしてディスクリプション作成で、意識するべき点は4つです。
- 各ページごとに文章を作成
- ユーザーのニーズに合わせる
- キーワードを入れすぎない
- リード文のつもりで書く
それぞれを解説していきます。
各ページごとに文章を作成する
まずは、各ページごとにオリジナルの文章を作成します。
先ほど紹介したディスクリプションの説明には、避けるべき方法も書かれています。
避けるべき方法:
- ページの内容と関連のない description メタタグを記述する。
- 「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
- サイトのドキュメントの内容をそのまま description メタタグにコピー&ペーストする。
- サイトのすべてのページや多数のページにわたって 1 つの description メタタグを使用する。
(一部抜粋)
ページの内容と関連のないことを書くことほとんどないと思いますが、2つ目・3つ目は注意が必要です。
同じ文章を使いまわすのもNGです。
ユーザーのニーズに合わせる
検索エンジンにおいては、これが一番重要です。
ユーザーが読みたいと思う内容を意識して盛り込むようにしましょう。
自分が伝えたい情報ではなく、ユーザーが欲しい情報をディスクリプションにも盛り込む必要があります。
キーワードを入れすぎない
避けるべき方法:
- キーワードだけを羅列する。
(一部抜粋)
Googleが避けるべき事項には、キーワードだけを書くということがあります。
これは、ディスクリプションがSEOに大きく影響していた、少し昔によく起きました。
キーワード数を多く盛り込むことで、SEO対策をしていたのです。
しかし、現在ではディスクリプションはSEOには直接関係しません。
また、キーワード数は、検索順位にあまり影響がなくなってきています。
リード文のつもりで書く
ディスクリプションでお勧めしたいのが、リード文のつもりで書くことです。
書き出しと呼ぶこともあります。
タイトルの直下に書く文章なので、
- 読者の悩みを刺激する
- 文章の要約
- 次を読みたくなる工夫
など、いろんな要素が詰まっています。
これは、ディスクリプションについても同じです。
タイトルをチラッと読んで、ディスクリプションをみます。
その文章次第でクリックするがどうかが決まるので、リード文とほとんど役割が同じです。
ディスクリプションの設定方法
最後に、ディスクリプションを設定する方法について解説をします。
- 直接HTMLで書く
- WordPressのプラグイン
の2パターンがあります。
HTMLはheadタグに記述する
ディスクリプションは、headタグ内に記述します。
書き方は以下の通り。
<html>
<head>
<title>〇〇/title>
<meta name="description" content="ディスクリプションを書く">
</head>
<body>
こんな感じで、headタグ内に記述をすればすぐに完成です。
WordPressはプラグインを使う
WordPressの場合は、プラグインを使います。
すでに使っている方も多いと思いますが、「All in One SEO Pack」を使います。
プラグイン→新規追加→「All in One SEO」と検索→インストール→有効化
投稿画面に行きます。
下に行くと、このような画面が表示されます。
「メタ説明」という部分が、ディスクリプションを書くところです。
記入欄にいって、「投稿コンテンツ」を削除します。(バックスペースで消えます)
空白になった記入欄に、ディスクリプションを入れます。
ディスクリプション:番外編
メタディスクリプションには、不思議なところがあります。
番外編として、紹介しておきます。
番外編①:設定しても違うディスクリプションになる
ディスクリプションを設定しても、それとは違う文章が表示される事があります。
なぜこれが起きるのか、本当の理由はわかりません。
一般的には、Googleが適切な文章を作っていると考えられています。
例えば、「英会話 おすすめ」というキーワードで書いた記事があるとします。
この記事が、「英会話 大人 おすすめ」という他のキーワードで表示される事があります。
ディスクリプションが設定されていても、それは「英会話 おすすめ」を狙っているので、「英会話 大人 おすすめ」向けには書いてありません。
なので、違う文章が作られる事があったりします。
しかし、設定したディスクリプションが表示されることもあります笑
番外編②:変更してから反映までに時間がかかる
ディスクリプションは、変更してすぐに反映されるとは限りません。
他の記事と同じように、Googleに認識されてから変更されるからです。
なので、反映されなくても焦らなくて大丈夫です。
SEOに最適なディスクリプション|まとめ
ディスクリプション(meta description)は、SEOに直接関係ありません。
しかし、クリック率を上げるという、重要な役割を果たしてくれます。
最適なディスクリプションのポイントはこちら。
ポイント
- 120文字
- 70文字までに重要なポイントを書く
ポイント
- 各ページごとに文章を作成
- ユーザーのニーズに合わせる
- キーワードを入れすぎない
- リード文のつもりで書く
これらを意識して、ディスクリプションを書いてみてください。
合わせて読みたい
-
【2021年版】SEO対策におすすめの本8選。レベル・ジャンル別に紹介。
SEO対策を学べるオススメの本を知りたい。レベルにあったSEO対策本を知りたい。内部対策・ライティングなどジャンル別のおすすめも知りたい。 SEO対策のオススメの本はこちら ...
続きを見る
-
SEOを成功させる記事・ブログの書き方【記事設計からライティングまで徹底解説】
SEOで上位を取る記事の書き方を知りたい。記事を書くとき意識するポイントは? 今回は、SEOで上位を取る記事の書き方について解説していきます。 結論から言うと ...
続きを見る
-
【初心者向け】SEOを成功させるキーワード選定のコツを5ステップで解説
しゅんSEO対策になるキーワード選定ってどうやるの?キーワード選定って重要なの? 今回はこんな疑問を解消していきたいと思います。 結論から言うと、SEOが成功 ...
続きを見る