![](https://re-st2.com/wp-content/uploads/2020/12/download20201205204118.png)
今回はこんな疑問を解決していきます。
SEO内部対策は、Googleの検索エンジンに評価してもらいやすいサイトを作ることです。
そして、大きく分けるとSEOの内部対策は2つです。
- クロールの最適化
- インデックスの最適化
この2つをきちんと整えることで、SEOでしっかりと評価してもらいやすくなります。
良質なコンテンツが埋もれないように、SEOの内部対策をカンペキにしましょう。
ポイント
- SEO内部対策とは
- クロール最適化
- インデックス最適化
Contents
SEO内部対策とは
検索上位にするためのSEOの対策は、大きく分けると2つあります。
- SEO内部対策
- SEO外部対策
内部対策は、サイト内を評価してもらうようにする対策のことです。
外部対策は、被リンクなどに関わるので、サイト運営者ができることは限られます。
なので、基本的にSEO対策は、内部対策がメインになります。
そして、SEO対策を大きく分けると、以下の2つになります。
- クローラー最適化
- インデックス最適化
クローラー、インデックスというのは、Googleの検索エンジンの仕組みです。
具体的なSEO内部対策を、効率よく実施するために、検索エンジンの仕組みを理解しておきましょう。
![](https://re-st2.com/wp-content/uploads/2020/12/download20201200191106.png)
Google検索エンジンの仕組み
Googleが検索順位を決定するまでには、3つのステップがあります。
- クロール(情報を集める)
- インデックス(ページの登録)
- ランキング(順位の決定)
それぞれカンタンに解説していきます。
①クロール
まず、GoogleのAIロボットが、Webにある情報を集めてきます。
この情報収集をする作業を、クロールと呼びます。
そして、クロールをしてくれるAIロボットのことをクローラーと呼びます。
インターネットには、1300億を超えるサイトがあるので、情報量もハンパないです。
AIといっても、全てのサイトを瞬時に判断することはできません。
なので、クローラーにたくさんきてもらうことで、Googleに情報を持って帰ってもらう必要があります。
②インデックス
クローラーが持ってきた情報を、まとめるのがインデックスです。
イメージは、バラバラになった書類を集めてファイルにまとめる感じです。
こうして、サイトの情報がGoogleのデータベースに登録されます。
このインデックスの際には、ページを正確に読み取ってもらえるような構造にしておく必要があります。
構造について具体的なSEO内部対策は、後で紹介しています。
③ランキング
インデックスされたサイト情報をもとに、検索順位が作成されていきます。
この時に、どんなサイトを評価するのかというルールがGoogleでは決められています。
その検索順位を決めるルールのことを、アルゴリズムと呼びます。
定期的にアルゴリズムはアップデートされて、変更されています。
アルゴリズムは具体的に発表されていません。
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SEO内部対策がかなり重要になっている理由
SEO内部対策は、2021年現在、さらに重要になってきています。
理由は、Googleのアルゴリズムが進化して、良質なコンテンツがしっかりと評価されるようになってきているからです。
昔は、ちょっとずるい方法を使って、SEO対策をしていました。
その方法を使うと、質が悪くても上位表示できていたのです。
しかし、Googleの検索エンジンは、不正ができないように進化しました。
現在も改良を続けています。
以前よりも、良質なコンテンツを評価する時代が来ていますし、今後もその流れは変わりません。
つまり、良質なコンテンツを作れば、SEO対策はできます。
しかし、コンテンツが良くても、Googleにきちんと価値をわかってもらえないと意味がありません。
良質なコンテンツを読み取ってもらうための、SEO内部対策がさらに重要になってきているということです。
そして、SEO内部対策をするための軸は、大きく分けると2つです。
- クローラーの巡回頻度
- インデックス最適化
カンタンに解説します。
クローラーの訪問頻度
一つ目の軸が、クローラーの巡回頻度を上げるための内部対策です。
クローラーが1回だけサイトに来てくれた程度では、SEO的にあまり意味がありません。
僕たちが、教科書を1回読んだだけでは、カンペキに理解できないのと一緒です。
同じところを、5回・10回と読むにつれて、正しく理解できるようになりますよね。
何度も何度もクローラーがサイトを訪問して、ページをチェックしてくれて初めて、正しい情報を持って帰ってくれます。
なので、クローラーにたくさん見てもらえるように対策をする必要があります。
クローラーの訪問頻度を上げるための施策が、1つ目の軸です。
インデックス最適化
インデックス最適化は、コンテンツをGoogleに正しく理解してもらうための施策です。
教科書やノートを見たときに、レイアウトがぐちゃぐちゃだったら分かりにくいですよね。
どの部分が大切なのかも、分かりにくいです。
GoogleのAIもそれは同じです。
なので、AIが読んだときに、内容を分かりやすく伝えるための対策が必要です。
これが、2つ目の軸であるインデックス最適化です。
それでは、具体的なSEO内部対策について解説していきます。
SEO内部対策実践編①:クローラー最適化
クローラーの訪問頻度を上げるための対策法は、大きく分けると3つあります。
- クローラーに見つけてもらう対策
- クローラーの巡回をサポートする対策
- サイト表示の高速化
それぞれ詳しく解説します。
クローラーに見つけてもらうための対策法
クローラーに訪問してもらうためには、サイトを見つけてもらう必要があります。
そのためには、Googleに自分のサイトがあることを知らせる必要があります。
具体的な対策が、2つ。
- XMLサイトマップ
- 手持ちのサイトからリンク
それぞれみていきましょう。
XMLサイトマップ
XMLサイトマップをGoogleに送信すると、クローラーが訪問してくれた時に、スムーズにクロールしてくれるようになります。
また、なかなか見つけてもらえないようなページも、見つけてもらえるのが利点です。
サイトマップというのは、カタログみたいなものです。
自分のサイトが、どんなページを持っているのかをGoogleに伝える役割を果たしてくれます。
送ることのメリットしかないので、絶対に送っておくようにしましょう。
サイトマップは、「Google Search Console」から送る事ができます。
ダッシュボードの「サイトマップ」をクリック。
サイトマップのURLを入れて、送信を押せばOK。
WordPressを使っている場合は、サイトマップの入手はプラグインを使います。
プラグインから、新規追加をクリック。
キーワードに、「Google XML Sitemaps」と入力。
プラグインを見つけたら、インストールして有効化します。
その後は、「Google Search Console」のサイトマップで、「sitemap.xml」と入力して送信すれば終了です。
手持ちのサイトからリンク
もし、手持ちのサイトが他にあれば、そこからリンクを貼っておきましょう。
そのリンクからクローラーが来てくれる可能性が上がります。
ただし、被リンクのためにサイトを作るのは、ペナルティ対象なのでやらないようにしましょう。
クローラーの巡回をサポートする対策法
クローラーがサイトに来てくれたあとは、サイトを巡回しやすいような構造を作る必要があります。
具体的な対策を、詳しく解説します。
全ページへ2クリック以内で到達できるようにする
SEOに最適なサイトの構造は、2クリックで全てのページに行けるサイトです。
クローラーが巡回しやすいので、SEO効果を最大限にする事ができます。
なので、カテゴリーAのなかに、さらにカテゴリーA'を作るみたいなこととはしない方がいいです。
見つけてもらうのが難しいので、SEO対策になりにくいです。
パンくずリスト
パンくずリストは、以下の画像のようなものです。
パンくずリストがあると、クローラーがサイトのどこにいるのかを認識しやすくなります。
なので、これもクロールがされやすくなるので、SEO効果があります。
![](https://re-st2.com/wp-content/uploads/2020/12/download20201200191106.png)
内部リンク最適化
内部リンクを貼ることで、サイト内でクローラーが巡回しやすくなります。
関連のあるページやリンクは貼っていくべきです。
しかし、アンカーテキストには注意が必要です。
アンカーテキストには、リンク先がどんなページなのかを知らせる役割があります。
なので、適当に設定するのではなく、ページの内容が伝わるようなテキストを記入しましょう。
ちなみに、URLを直接記述したりするのも、SEO効果が薄くなるのでやめるべきです。
外部リンク最適化
外部リンクで注意するべきなのが、リンク切れを起こしていないかです。
アフィリエイトを行っている場合などでは、サービスが終了する事があります。
その場合に、ずっと同じリンクを貼っていると、ページにたどり着けないため、SEOの評価が下がってしまいます。
また、読者が離脱しやすくもなってしまいます。
ページネーションの最適化
ページネーションというのは、以下の画像のようなものです。
過去のページを表示するもので、数字で表示できるようにするのがベストです。
「前のページ」「次のページ」という表示はSEO的に良くありません。
クローラーが巡回するのが難しくなるためです。
クロールが不要ならrobots.txtを指定する
ページによっては、クロールが必要ないものがあります。
その場合は、robots.txtを指定するようにします。
クロールが不要というのは、SEOで表示する必要のないページです。
例えば、「会員ページ」などがあります。
他にも、「404ページ」などもクロールが必要ありません。
![](https://re-st2.com/wp-content/uploads/2020/12/download20201200191106.png)
グローバルナビはテキストにする
グローバルナビは、TOPページの上部にあり、主にカテゴリーなどが表示される事が多いです。
以下が当サイトのグローバルナビです。
見栄えのいいデザインにしようとして、画像を入れている事があります。
しかし、それはサイトのSEO効果を弱めてしまいます。
理由は、GoogleのAIは画像を読み取る事がまだできません。
将来的にはできるようになるかもしれませんが、今のところはテキストで表示するようにしましょう。
サイト表示の高速化
クロールの最適化と読んでいいのか分かりませんが、サイト表示の高速化も一つの指標になります。
画像が重かったり、サイトが重かったりすると、表示スピードが遅くなってしまいます。
表示スピードが遅いと、SEOの評価も落ちます。
特にスマートフォンの読者などは、サイトがなかなか表示されないと、ブラウザバックします。
また、表示速度に関するデータが公表されています。
2017年と2018年のGoogleの調査によると、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加するという報告がされています。
離脱率が下がるということは、ユーザーのニーズを満たしていないので、SEO評価も下がってしまいます。
ここまで、クロール最適化について解説しましたが、自分で解決しようと思うと難しいという事があります。
理由は、プログラミングの知識が必要なものも多いからです。
会社などでエンジニアの人がいれば良いですが、ブロガーなどの方では難しいこともあるでしょう。
WordPressでブログを運営しているなら、「テーマ」を導入してみるのがオススメです。
今回紹介したクロール対策も、プロが開発して最適化されているものが多いです。
テーマを導入して内部対策を済ませたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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SEO内部対策②:インデックス最適化
クロール最適化の次は、インデックスの最適化です。
目的は、クローラーが持ち帰ってくれた情報を、正しく読み取ってもらうためです。
インデックスの最適化をすると、SEOで評価されやすくなります。
コンテンツ構造の最適化
まずは、コンテンツの構造を分かりやすくします。
具体的には、3つの施策があります。
h1タグにはキーワードを必ず入れる
基本中の基本ですが、「h1」タグにはSEOで狙うキーワードを絶対に入れます。
なぜなら、GoogleのAIでは、キーワードを決める際に、「h1」を参考にするからです。
ご存知だと思いますが、「h1」はタイトルのことです。
タイトルにh2を使ったりするのは、SEO的にはもったいないので注意が必要です。
h2やh3タグで構造をわかりやすくする
h2タグや、h3タグは、文章の構造を作る際には重要です。
読者としても、見出しをつけてくれることで、その段落で書かれている事がわかりやすくなります。
また、検索エンジンも同様に、内容を読み取りやすくなります。
SEO的に評価されやすい文章構造を作るためにも、見出しとなるhタグを有効に使うようにしましょう。
見出しタグの決まりを守る
見出しタグのh1、h2、h3タグなどは、使い方に決まりがあります。
まず、h1タグはページの中で一つしか使ってはいけないという決まりです。
h2以降のタグは、回数に制限はありません。
しかし、h2の中に、h3タグを入れるように、する必要があります。
例えばこんな感じです。
ポイント
h2ーh3ーh4
| ∟h4
|
h3ーh4ーh5
みたいな感じの、入れ子の構造にしていく必要があります。
こうすると、SEO的に評価されます。
良くある間違いが、こんな構造にしてしまう事です。
ポイント
h2ーh4ーh3
| ∟h3
|
h3ーh2
こんな感じで、h2の次にh4を使ったりしている場合は、良くありません。
有料テーマを使っている場合などには、h3とh4でデザインが違うので、今回はこっちを使いたいみたいにしてしまいがち。
デザインはいいかもしれませんが、結局SEOで評価されなくなるので、やめましょう。
画像の最適化
構造の最適化したら、画像を最適化しましょう。
画像を読み取ることは、Googleのロボットがまだできない部分です。
なので、画像を設置するときは、その画像がどんな意味を持っているのかを、教えてあげるようにします。
AIがどんな画像か理解してくれるので、SEOでも評価されやすくなります。
画像のタイトルを最適化
画像のタイトルを、コンテンツに合わせた内容にします。
WordPressを使っている場合には、メディアを開いて、画像をクリックします。
右側に、下記画像の部分があるので、タイトルを適切に変えましょう。
alt属性の最適化
画像のタイトルよりも、alt属性の方がSEO的には重要です。
alt属性というのは、画像の代替テキストのこと。
つまり、Googleにどんな画像かを教えるための役割なのです。
WordPressならメディアを開いて、代替テキスト欄に入力すれば、alt属性を記入する事ができます。
![](https://re-st2.com/wp-content/uploads/2020/12/download20201200191106.png)
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コンテンツの最適化
内部対策で一番大切なのは、コンテンツの最適化です。
これまで紹介した対策を全て行っても、良質なコンテンツを作れなければSEOで評価されることはありません。
コンテンツを作る時に意識するべきポイントは3つです。
1ページ1キーワードの原則を守る
1記事で狙うのは、1キーワードです。
いろんなキーワードを狙ってしまうのは、SEO的には良くありません。
例えば、「英会話 オススメ」というキーワードを狙ったとします。
良くあるミスが、「英語学習 オススメ」などのキーワードを一緒に狙ってしまうことです。
英会話と英語学習は、似ているようで読者のニーズは違います。
なので、キーワードをまとめて狙うと質が低くなってしまいがちです。
必ず1ページ1キーワードの原則を守るようにしましょう。
SEOに強いキーワードの選定方法を知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください!
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重複ページを無くす
重複ページがあると、SEOで評価されなくなる可能性があります。
重複ページというのは、同じキーワードを狙っていたり、同じ内容の記事が複数あることです。
ブログなどでは、100記事を書くのが重要と言われます。
その結果、同じようなページをたくさん作ってしまおうとする方がいます。
しかし、それはSEO的に良くありません。
なぜなら、読者のニーズを全く満たしていないからです。
サイト運営者からすれば、楽でいいかもしれませんが、読者にとって有益ではありません。
最大のSEO対策が、ユーザーのニーズを満たすことであるということは忘れないようにしましょう。
読者の悩みを解決するコンテンツを作る
一番大事なのが、読者が抱える悩みを解決するコンテンツを作ることです。
ユーザーが検索エンジンで調べるのは、悩みを解決するためです。
キーワードごとに、どんな悩みを抱えているのかを考えながら、コンテンツを作るようにしましょう。
SEOに強い記事の書き方については、こちらを参考にしてみてください。
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SEO内部対策|まとめ
SEO内部対策は、今後かなり重要視されるようになります。
なぜなら、コンテンツの質が評価される検索エンジンの仕組みが整ってきているからです。
ただし、良質なコンテンツを作ってもGoogleに気づいてもらえないと、評価されるのは難しいです。
内部対策で、SEOできちんと評価される土台を作って、あとはコンテンツの質を上げられるようにしていきましょう。
プログラミングの知識が必要な部分もあるので、スキル的に対策できない場合は、すでにSEO内部対策がされているテーマを導入しましょう。
オススメのテーマは、こちらの記事でまとめてありますので、興味のある方は使ってみてください。
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