今回はこんな疑問を解決していきます。
結論、キーワード数は、SEOにおいて重要ではありません。
それよりも、読者の悩みを解決するコンテンツが評価されます。
また、キーワード数にも2種類あります。
- 記事で狙うキーワードの数
- 出てくるキーワードの回数
2つのキーワード数ごとに、SEO対策に必要なポイントが違います。
最近では、キーワード率を意識するのがSEO対策のトレンドです。
それでは、検索上位を達成するための、SEOとキーワード数の関係について解説していきます。
ポイント
2種類のキーワード数
キーワードを挿入するべき場所
SEOに有効なキーワード率
Contents
2種類のキーワード数【どっちもSEOには重要】
SEO対策で意識するべきキーワード数には、以下の2種類があります。
- 記事で狙うキーワードの数
- 出てくるキーワードの回数
それぞれカンタンに解説していきます。
キーワード数①:記事で狙うキーワードの数
SEO対策を少し勉強した方なら分かりますが、SEOではキーワード選定が大切です。
そして、1記事の中では、1つのキーワードで上位表示することを目指します。
「1記事1キーワードの原則」と呼ばれています。
SEOを学びはじめの頃は、1記事で複数のキーワードを狙ってしまいがちです。
例えば、「英会話 おすすめ」で上位表示させたいとします。
本来ならば、「英会話 おすすめ」だけにフォーカスする記事を書くべきです。
しかし、「TOEIC 学習法 おすすめ」も狙ってしまったりします。
「英会話 おすすめ」と検索する人は、英語の勉強にも興味があるはず!
→TOEICも興味あるのでは?
→「TOEIC 学習法 おすすめ」のキーワードも狙っちゃえ!
となってしまいがちです。
しかし、複数のキーワードを狙うのは絶対にダメです。
調べてもらったら分かりますが、「英会話 おすすめ」を調べる人は、こんな人です。
- 英会話を習いたい
- おすすめのサービスを知りたい
- 他のサービスと比較したい
なので、必ずしもTOEICを勉強したいわけではありません。
他のキーワードも一緒に狙うと、的外れの記事になってしまう可能性が高いです。
1記事で狙うキーワード数は、絶対に1つにしましょう。
キーワード数②:出てくるキーワードの回数
2つ目のキーワード数は、出てくるキーワードの回数です。
キーワード数と聞いたら、こちらを思い浮かべる人が大半だと思います。
という悩みを持つ事が多いです。
結論から言うと、2021年現在キーワードの登場回数は、SEO対策において、あまり重要ではありません。
キーワードの登場回数について、深掘りしていきます。
キーワード数はSEOに関係なくなっている
SEO対策には、キーワードをたくさん盛り込め!
みたいな、記事を見た事があるかもしれませんが、それはちょっと前のSEO対策なので注意が必要です。
現在では、そこまでキーワード数にこだわる必要はないと言うのが、一般的なSEO対策の考え方です。
僕自身、キーワード数はそこまで気にしていませんが、検索1ページ目に表示することに成功しています!
検索順位を決めるのは、GoogleのAIです。
昔は、GoogleのAIがまだまだ未完成だったので、文章の意味を理解できませんでした。
なので、検索エンジンにこのページが、どのキーワードに向けて書いてあるのかをアピール必要があったのです。
そのため、キーワード数をたくさん入れるのは効果的だったのです。
しかし、昔の話です。
今は、Googleの精度も上がっており、文章の意味を理解できるようになっています。
なので、昔ほどたくさんキーワードを入れなくても、検索順位を上げることが可能になってきています。
キーワードの使いすぎはスパム判定
キーワード数を異常に増やすのは、スパムとしてペナルティが与えられる事があります。
すでにキーワード数が、SEOにあまり効果的ではないと分かってもらえたと思うので、ないとは思いますが、一応注意が必要です。
SEO対策でキーワードを登場させるべき場所は?
キーワード数は重要ではないと言っても、適切にキーワードを入れることでSEO対策がうまくいきます。
キーワードを入れるべきところは、以下の3点です。
- タイトル
- 書き出し
- 見出し
それぞれ解説します。
タイトルには絶対に入れる
タイトルには絶対に、上位表示を狙っているキーワードを入れてください。
GoogleのAIは、記事の内容を判断するときに、タイトルをチェックしています。
これは、僕たちが本を買ったりするときも同じですよね。
SEO対策の本を買いたいと思ったら、タイトルに「SEO」と入っている本を見つけると思います。
Googleもそれと同じです。
また、同じ意味であっても、キーワードをタイトルに入れるのが効果的です。
例えば、「英会話 勉強法」で上位を狙うとします。
- 英会話のおすすめ勉強法3選
- 英語が話せるようになる勉強法3選
ほとんど同じ意味にはなりますが、絶対に一つ目のタイトルの方がSEO的には効果的です。
書き出しに5個くらい
記事の書き始めの文章には、キーワードを5個くらい入れると効果的です。
書き出しは、リード文と呼ばれることもあります。
SEO対策に有効な理由は、GoogleのAIが、ページの内容を判断する際に、書き出しの文章を参考にしているからです。
また、読者としても、リード文でキーワードが書いてあると安心します。
タイトルで興味を持ってクリックしたのに、全く関係のないことが書かれていたら、ブラウザバックしますよね。
なので、導入部分にキーワードが書いてあると、安心して読み進めてくれます。
検索順位を決定する際には、ユーザーの滞在時間も関わっています。
きちんと読んでくれる人が増えると、滞在時間も増えるので、SEO対策につながります。
見出しにもキーワード(不自然じゃないなら)
見出しにもキーワードを入れると効果的です。
しかし、絶対に必要なわけではありません。
タイトル・書き出しに比べると、キーワードを入れ込む優先度はかなり低いです。
入れられるなら入れてもいいかもね位な感覚です。
優先度が落ちる理由としては、文章が不自然になってしまう可能性があるからです。
やたらとキーワードが多い記事は、間違い無く読みにくいです。
GoogleのAIからもバレますし、何よりユーザーの満足度を下げます。
現代のSEO対策は、ユーザーの満足するコンテンツを作ることが最優先事項です。
SEO対策ではキーワード数より”キーワード率”が重要
最近のSEO対策では、キーワード"率"の方が重要だと言われています。
キーワード率というのは、ページ全体でキーワードが占める割合です。
たくさんキーワードを入れると、それだけ率も高くなります。
なので、以前のSEO対策は、狙っているキーワードの率が高めでした。
しかし、現在では、他のワードより、狙っているキーワードの割合は多ければいいと考えられています。
キーワード率を調べるのは、「ファンキーレイティング」がオススメです。
調べたいURLを入力。
調べたいキーワードを「ターゲットのキーワード」に入力します。(入れなくても大丈夫です)
試しに、「英会話 おすすめ」で検索1位の、「【2021年】本当におすすめできる人気のオンライン英会話20社を徹底比較!」を、調べてみましょう。
入力したら、チェックをクリック。
下にスクロールすると、このようなデータが見れます。
記事内にある全単語のうち、5%の358単語が「英会話」に使われているという事がわかります。
上位表示されている記事では、狙っているキーワード率が3%〜7%くらいのページが多いです。
10%以上の記事は、あまり見かけたことがありません。
なので、5%を基準にして、自分の書いたコンテンツのキーワード率を設定するのがオススメです。
共起語のキーワードも重要
共起語というのは、キーワードと一緒に登場しやすい単語のことです。
例えば、先程の「英会話 おすすめ」の例を見てみます。
- 英会話
- オンライン
- レッスン
- 講師
- サービス
- おすすめ
などの単語が、たくさん使われているという事がわかります。
GoogleのAIは、キーワードだけでなく、共起語を使って文章を理解しています。
なので、SEO対策をしたいときには、競合サイトの共起語もチェックしておきましょう。
上位表示されているサイトの共起語とセットで使うことで、Googleが正しく記事を理解してくれます。
おまけ①:ディスクリプションのキーワード数
SEOを勉強した事がある方なら、メタディスクリプションについて知っている方も多いと思います。
検索をしたときに、タイトルの下に出てくる説明文です。
参考:「【2021年】本当におすすめできる人気のオンライン英会話20社を徹底比較!」
メタディスクリプションにもキーワードを入れるべき、という意見を見かけた事があるかもしれません。
しかし、ディスクリプション自体はSEOに関係がありません。
なので、キーワードを入れたところで、SEO対策にはなりません。
では、気にする必要がないのかというと、そうではありません。
適切なディスクリプションを設定すると、クリック率が上がるというデータが出ています。
また、スニペットという、強調表示がされるときに使われることもあります。
ディスクリプションは、読みたいと思わせることに集中するのがベストです。
おまけ②:alt属性のキーワード数
alt属性というのは、画像の代替テキストです。
WordPressだったら、メディアの代替テキストに入力すれば設定できます。
alt属性にもキーワードを入れるべき、という意見があります。
結論から言うと、キーワードは入れても、入れなくても、どちらでもいいです。
alt属性も、直接SEOには関係しないと考えられています。
ただし、GoogleのAIは、まだ画像が意味しているものを読み取れません。
しかし、画像は文章のイメージを伝えるため、ユーザーの理解にとても役立っています。
なので、検索エンジンにも、代替テキストでどんな画像なのかを伝えるのは、SEOで効果的だと考えられています。
画像の意味を伝えるために、キーワードが必要なら入れるようにしましょう。
入れる必要がない場合には、無理して入れる必要は全くありません。
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SEO対策とキーワード数|まとめ
SEO対策における、キーワード数には2種類あります。
- 記事で狙うキーワードの数
- 出てくるキーワードの回数
記事で狙うキーワードは、1キーワードです。
SEOを攻略するためには、1記事1キーワードの原則を忘れないようにしましょう。
また、出てくるキーワードの回数は、SEOにおいては重要では無くなってきています。
ただし、キーワードを盛り込むべきところは、以下の3つ。
- タイトル
- 書き出し
- 見出し(不自然じゃない場合)
タイトルには必ず入れて、書き出しにも数個キーワードを入れるようにします。
見出しは、文章的に不自然でない場合のみ、入れるようにしましょう。
2021年のSEO対策的には、キーワード率を注意すると、さらに効果的に上位表示をしやすくなります。
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