今回はこんな疑問にお答えしていきます。
結論から言うと、nofollowはSEOに直接関係しません。
nofollowは、サイトのSEOパワーを、リンク先に送らないようにする設定です。
以下の場面で使うことで、SEO対策をする事ができます。
- 信頼性に欠けるコンテンツ・サイトにリンクする
- ペナルティを回避する
- クロールを最適化して特定のページの評価を高めたい場合
nofollowを使いこなして、SEO対策をしていきましょう。
ポイント
nofollowについての解説
nofollowを使うべき場面
nofollowの記述方法
Contents
nofollowとは?SEO対策になるの?
2021年現在では、nofollowはSEO対策になりません。
nofollowというのは、リンクを使うときに使うものです。
例えば、AサイトからBサイトへのリンクをするとします。
そうすると、Bサイトの評価が高まります。
理由は、Aサイトの評価がBに移るからです。
しかし、このリンクにnofollowを設定すると、Bサイトの評価は高まりません。
nofollowの役割は、自分のサイトのパワーを相手に渡さないようにするためでした。
なので、昔はSEO対策としても使われていました。
nofollowのせいで評価されないサイトが増えた
nofollowの性質上、サイトのパワーを渡さなくてすみます。
これに気がついた人たちが、リンクをする際に全てnofollowにするようになりました。
結果、リンクを貼られたサイトはSEOで上位になりにくくなります。
なぜなら、本来もらえるはずだったパワーがもらえなくなるからです。
引用や参考にされるサイトは、質の高いコンテンツのはずです。
本来なら、検索上位になってユーザーを満足させているサイト。
そのような、良質なコンテンツが上位に表示されないのは、Googleの望むところではありません。
現在では、nofollowでも相手のサイトにSEO効果を与えることがあります。
nofollowを使うべき場面
nofollowをしてもSEOでの直接的な効果はありません。
しかし、間接的にはSEO対策になります。
nofollowで間接的なSEO対策をできるのは、以下の3つの場合です。
nofollowを使う3つの場面
- 信頼性に欠けるコンテンツ・サイトにリンクする
- ペナルティを回避する
- クロールを最適化して特定のページの評価を高めたい場合
それぞれを解説します。
信頼性に欠けるコンテンツ・サイトにリンクする
自分のサイトへのコメントなどには、nofollowを設定します。
コメント欄には、
名前
メールアドレス
サイトURL
コメント
などを記入する場合が多いです。
本来は、意見を交換したりするために使われるのですが、コメント欄を悪用する人もいます。
サイトURLを、自分のブログなどにすることで、リンクを貼ってもらっている状態にするのです。
しかし、そのサイトが優良サイトなのかは分かりませんよね。
なので、nofollowにしておくと、リンク先が悪質なサイトでも、SEOのパワーを相手に渡さないようにする事ができます。
相手のサイトが信頼性に欠けるような場合には、nofollowを設定するようにしましょう。
ペナルティを回避する
有料でリンクを売買することは、禁止されています。
これは、昔リンクを不正に売買して、SEO対策をしたという背景があります。
現在では、リンクの売買はペナルティ対象となっています。
売買は禁止行為なので、絶対にしてはいけません。
ただし、プレスリリースを書いてリンクを獲得をする場合もペナルティになる可能性があります。
なので、リンクを貼るために、お金が動いている場合には、nofollowにしておく必要があります。
クロールを最適化して特定のページの評価を高めたい場合
Web上で、自社サイトから、商品を売買している場合にnofollowを使う事があります。
例えば、商品ページから、会員サイトに対するリンクなどです。
商品ページは、上位表示したいですが、会員サイトは必要ありません。
そのリンク先には、GoogleのAIにはみてもらう必要がないのです。
なので、会員サイトへのリンクには、nofollowを設定します。
会員サイトをチェックする代わりに、他のページをAIが見てくれる可能性が高いので、間接的にSEO対策ができます。
ブログの場合には、あまり必要がないことが多いです。
nofollowを設定する方法
nofollowに設定する方法を解説します。
WordPressの場合は、プラグインの「All in One SEO Pack」で簡単に設定する事ができます。
リンクそれぞれにnofollowをつける場合
リンクにHTMLで、以下のコードを記入します。
<a href=”URL” rel=”nofollow”>アンカーテキスト</a>
WordPressで、普段はビジュアルしか使った事ない方も安心してください。
「テキスト」をクリック。
<a href=”URL”>アンカーテキスト</a>となっているところに、「rel=”nofollow」と追加するだけです。
ページをnofollowにする場合
ページ自体をnofollowにする場合は、head内に追加をします。
<meta name=”robots” content=”nofollow” />
これだけで終了です。
WordPressの場合は、All in One SEO Packを使います。
記事投稿のページで、下の方にいくと「AIOSEO設定」があるはずです。
「Advanced」をクリック。
「ロボット設定」の「デフォルト設定を使用」が有効になっている場合は、クリックをすると、メニューが出てきます。
メニューの中にある、「フォローしない」をチェック。
これで記事を更新すれば、nofollowの設定は終了です。
nofollow|まとめ
nofollowはSEOには直接関係しません。
ただし、使い方によっては、SEO効果を上げる事ができます。
nofollowを使う場面は以下の3つ。
- 信頼性に欠けるコンテンツ・サイトにリンクする
- ペナルティを回避する
- クロールを最適化して特定のページの評価を高めたい場合
これらを有効に使って、SEO対策をしていきましょう。
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